『社会を支える物流業』
カテゴリー: 社員日記

派遣事業部の工藤です。
今回は『物流』をテーマに考えてみたいと思います。
以下、フリー百科事典『ウィキペディア』より物流を抜粋したものです。

≪物流(ぶつりゅう、英語: Logistics)≫
→生産物を生産者から消費者へ引き渡す(空間および時間を克服する)ことである

物流を簡単に言うと…
「モノを作る生産者から消費者までの移動のこと」を表します。
もう少し詳しくお伝えすると、物流はモノの包装から輸送、保管、荷役などの活動すべてを含んだ言葉となります。
農家の人が作ったお米や野菜、工場で作られた自動車やテレビ、 学校で使っている文具も、消費者の所へ届くまでには、物流という仕組みを必ず通ります。
平成29年度にトラックや船、鉄道、航空機などにより国内で運ばれた貨物の量は、約48億トンにもなるそうです。
このうちの91%は、トラックが運んでおります。
つまり、日本の貨物のほとんどはトラックが運んでいることになります。

≪トラック豆知識~トラックの歴史≫
日本でトラックが誕生したのは、今から110年以上も前の1902年(明治35年)。
東京の西洋食料品店「亀屋」がフランスから輸入したクレメントという車を使って商品の運搬をしたことが始まりだと言われています。
当時、ほとんどの日本人が車を見たことがなかった時代でしたが、その頃からトラックは活躍をしていたのではないでしょうか。

トラックが運ぶのを得意としている貨物は、日常生活に不可欠な野菜や果物、肉や魚といった生鮮食品です。
船の場合だと多くの時間を要し、鉄道は近くに路線や駅がないと直接届けることが困難となります。
全国の産地から穫れたての野菜や果物を早く時間通りに運ぶには、トラックが最適だと言えます。
他にも本や洋服など、身近な生活必需品の多くをトラックが運んでいるのが実情です。
物流事業全体の売り上げはおよそ21兆円にものぼり、その中でトラック運送事業は12兆円になります。
トラックが貨物輸送でいかに大きな役割を果たしているか、この数字からも知ることができるのではないでしょうか。

今年は日本各地で自然災害が多い年でした。
復興支援のため被災地へ多くの物資を運んだトラック、それを運転するドライバーが果たした役割は社会にとって大きな貢献であると考えます。
当社も事業活動の取り組みとして地域社会のドライバー不足の解消・安全輸送・物流の魅力発信に力を注ぎ、業界発展のために貢献をしていければと思います。