2024年は、4年に一度のうるうどし(閏年)です。
地球が太陽の周りを公転する周期とカレンダーのずれを調整するため、4年に1度、2月の日数を1日多くして29日にしています。
ですが、実際には地球は太陽の周りを約365.2422日で1周しますので、端数の約0.2422日×4年=0.9688日を1日のずれとして修正してしまうと、約0.0312日分、多く加えていることとなります。
そこで、この約0.0312日のずれを調整するために「100で割り切れて400で割り切れない」年は、うるう年としないという例外があります。
つまり、2024年、2028年、2032年と続く、うるう年ですが、2096年の次は2100年ではなく、2104年となります。
オリンピックのある年が、うるう年と覚えている方も多いかと思いますが、2100年は例外なんですね。
400年周期で修正される時間とはなかなか壮大に感じます。
また、このうるう年は、法律にも影響を与えています。
「年齢計算に関する法律」では、法律上、年齢の数え方は誕生日が起算日(初日)となり、満年齢(1歳年をとる)になるのは誕生日の前日となっているのです。
2/29が誕生日の方は、法律上は常に2/28に次の年齢に達することとなり、3/1生まれの方は、平年は2/28、うるう年は2/29に次の年齢に達することになります。
うるう年が誕生日の方が、法律上、4年に1回しか年をとることにならないようにするためだそうです。
誕生日が4/1の方までが早生まれ扱いとなって1つ上の学年になるのはこの法律が根拠です。
ちなみに、元巨人の桑田真澄選手は4/1生まれ。
この法律が無ければ、清原・桑田の「KKコンビ」も誕生しなかったと思うと感慨深いです。
若い方はご存じないかも知れませんが・・・