『未来の物流』
カテゴリー: 社員日記

こんばんは工藤です。
今回は「未来の物流サービス」をテーマに考えてみたいと思います。

昨今、ネット通販が日増しに便利になる一方で、商品を運ぶ側の「物流」は厳しさを増す一方です。
私は仕事柄、物流現場に足を運ぶ機会が多いのですが、雨風に関係なくモノを運ぶのって、本当に過酷な仕事だなと感心するばかりです。
昼夜休まず稼働しているドライバーさんには本当に頭が下がる思いです。
楽天やAmazonを筆頭に、通販会社は各社競争によって「一日でも早く届けること」が求められています。
ある情報リサーチ会社の予測によると、2020年のネット通販市場は、2013年対比で約2倍に増加するのだそうです。
まさに右肩上がりの、天井知らずの勢いです。
ここからは近未来の物流サービスについていくつかご紹介させていただきます。

①ドローン~空飛ぶ宅配サービス
最近、メディアでも取り上げられた無人航空機を使った宅配サービスです。
空を使えば渋滞はありません。
また、無人航空機であれば人の力も必要なく、それも正確に商品を顧客の手元に届けることができます。
近い将来、SFのように、空飛ぶ物体が庭先にモノを運んでくる、そんな時代が来るかもしれません。
②ウーバー~無人の宅配者
ウーバー(アメリカの企業)は、アプリを使った配車サービスです。
自分が今いる場所(乗車したい場所)をUBERアプリで指定すれば、その場所に「10分で到着します」といった案内付きで、お迎えが来てくれます。
まだ上場すらしてないウーバーの企業価値は現在5兆円とまで言われています。
ではなぜこの会社がここまで評価されるのかというと、将来的に自動運転車が導入されると見込まれているからです。
現在は、乗車側と運転側のマッチングサービスですが、もし運転側がすべて自動運転車(ロボット)に置き換わったらどうでしょうか。
人を乗車させるだけでなく、「無人の宅配車」に変化します。
Amazonは空から攻めようとしていますが、ロボットカーが自宅にネット通販の商品を届けてくれるなら、物流スピードは大きく上がりそうです。
③シンガポールポスト~3Dプリンタを使ったテレポーテーション
シンガポールポストはシンガポールの郵便局です。
例えば、「ネジを一つ送る」ことを考えた場合、海外からなら数日、国内でも1日はかかるのが現状です。
しかし、デジタルデータをメールで送信して、受け取り側で3Dプリントによって、注文したネジを製造してしまえば、距離に関係なく、すぐ商品が受け取れます。
これが、3Dプリンタを使ったトランスポーテーションによる物流です。
3Dプリンタを使った取り組みは、シンガポールポストだけでなく、すでに各国の郵政公社や物流会社が着手しているそうです。
それくらい、3Dプリンタと物流改革の親和性は高いということではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか?
以前から未来の物流には興味があって、一人で勝手にワクワクしてしまいました。
世の中の進歩と共に、一歩一歩成長していきたいものです。