なでしこ研修最終日
約3ヶ月に及ぶ研修期間を経て、最終チェックの路上研修です。
研修期間は実際のバスがないので4t車での基本スキル練習の反復です。
バスとは可動範囲、可動領域が違うので実際の大型バスとはハンドル操作のタイミングのずれは生じますが、基本的な車両の誘導は同じなので車両の誘導方法の反復練習を実施しました。
前進時の安全確認とハンドル操作、後方のオーバーハング、車体が揺れないように曲がる方法。
安全確認(左右・前方後方)の徹底、後退時の目標の定め方、起点となる後輪タイヤの誘導方法、後退時のフロントオーバーハングなど細かいところをチェックしながらの反復練習です。
1度出来ても、2度目ができないとか、乗務経験が乏しいので車両感覚が毎回少しずつ変化してしまい、指導員からは厳しく注意をされ、出来るまで反復練習を行いました。
よく我慢したと思います。(指導員の感想です)
大治自動車学校では、大型バスに乗り研修、まず前輪タイヤの位置と自分の座席位置の関係に戸惑い、ギアの仕組み、エアーブレーキと、研修用トラックとは全く別の構造になっているので、コース内を走るにもバランスが悪く非常に心配しましたが、徐々になんとかドライバーらしくなってきました。
S字障害路ではS字道路への進入が上手くできずに、泣きそうになるほど苦労しました。
車庫入れ、はまあまあ良くできましたが、鋭角路走行と出来ないなりにも一生懸命に取り組む姿は立派でした。
下手くそですが、その中でも良かったのは縁石に接触しなかったことです。
どうしても不慣れな人は縁石に接触したり障害物に接触したりしてしまいますが、接触する前に止まり、切り返す、また接触しそうになるが止まり切り返しと、平針の試験なら不合格ですが、実務では接触しないということが最優先されます。
安全第一!
余分な切り返し、切り戻しなど多数ありましたがぶつけなかったことは評価しても良いと、指導員は褒めていました。
なんとか教習場内での研修、4t車での基本練習の総仕上げとして路上研修までたどり着きました。
緊張で出発早々、自動車学校から出る坂道でエンスト、対向車などが気になり道路へ出られないなど、大型車で一般道を走るという初めての体験にまず試練が待っていました。
乗用車と違い車体が大きいので余裕を持ったハンドル操作、進路変更、カーブ、信号の変わり目、スピードコントロール、安全確認とやらなければいけないことがたくさんあります。
今まで指導員と行ってきた成果を出すため、必死な思いでハンドルを握り、一生懸命に頑張りました。
しかし経験不足はすぐには埋められません。
これからの安全運行が重要になってきます。
指導員の最終チェックは『許容範囲』という結果でした。
よく我慢して3ヶ月頑張ったと思います。
これからの活躍を期待します。