愛知県では、東海地震や東南海地震など大規模地震の発生が高い確率で危惧されています。介護施設を運営する企業として利用者様の安全確保とともに事業が速やかに継続できるように、アルバでは今月よりBCP策定の計画が始まります。
あまり聴きなれない言葉ですがBCP(事業継続計画)とは、災害時に対する備え、つまり
「防災計画」のことであるという思い込み、誤解が多いですが、
「防災」対策としての、職場の安全確保、適切な場所への避難、安否確認、
防災用具の準備、訓練の実施等はもちろん大切でありますが、
BCPは「事業の継続」、つまり、リスクが具現化した後も、重要業務を再開し
継続していけるように計画をすることでをさします。
BCPを策定する際には、事業インパクト分析(BIA)により、以下の事柄を
明確にすることが求められます。
・事業を支える業務の洗い出し(業務内容、該当部署など)
・業務の中断による事業への影響
・重要な活動に関連する依存関係(供給者、業務委託先など)
・業務を復旧させる優先順位の決定
・目標復旧時間・目標復旧レベルの設定
・各業務の再開に必要な経営資源(人、場所、情報、技術など)
上記は基本となるので例を挙げると、
管理者と介護職員の連絡方法は?
もし現場と連絡がとれなかった場合、各職員はどのように動くべきか?
被災した際、介護職員が自ら考えて行動するために必要な準備とは?
施設が破損した場合どうするか?等になります。
その他にも地域との連携をどう行うかなど考えなければいけないことは多岐にわたります。
少しずつですが写真で解説をしながら、今月より色々進捗情報を皆様にお伝えできればと思います。