こんにちは！中村です！
ビジネスを世界的視野に立って見た場合、絶対に無視できないのはお隣『中国』という国でしょう。
世界的に不況といわれる中、ここ数年で急成長を見せる中国。ロイター通信によれば「10年の中国経済成長率、9.5％の見通し」とのことで、09年を上回る伸び率とのことです。
これは中国という国を肌で感じ、少しでもビジネスに役立てなくては！！
というわけでして、先月8月の下旬に視察とビジネスのために北京および上海に行ってきました！
参加メンバーは県会議員の先生、ＩＴ企業の社長さん、遊技場の社長さん、不動産業の社長さんなどの8人で全員異業種！それぞれが刺激をしあって様々な立場から意見を言い合い、とても有意義な視察となりました。
初日は北京視察。いきなり驚きの連発でした！
まずは街全体が非常に綺麗！ということ。これは北京オリンピックの影響でしょうか？道路や歩道など歩きやすく整備され日本でもここまで整備されているところというのは少ないかも！？
そしてさらに驚いたのが欧州車や日本車の多さ！つまり日本で言えば高級な外車がその整備された道路をバンバン走っているってことなんです！中国は関税が非常に高い国なのに、それでも5台に1台は高級外車・・・聞いたところによりますと、中国の富裕層は1億3000万人もいるのだとか。つまりそれって
・・・
ほぼ日本の人口分くらいのお金持ちがいるということ！！
高級外車の謎が解けたと共に中国恐るべし！と言わざるを得ないですね！
2日目は中々盛りだくさんで、たくさんの刺激をもらえました。
午前中は北京電通の室長より中国経済の概況、中国広告市場の動向、中国における日系企業の動向などの詳しくご説明を頂きまして、改めて「中国市場の大きさ」に驚かされました。
中国だけでも10億超の人口、つまりそれら全てを顧客に＝中国のトップに立てれば想像もつかないほどの利益が得られるのです。
さらに室長よりパワー溢れる中国経済の“根っこ”の部分、経営者の理念について伺えました。
「ハイリスクでハイリターンを」
日本と比べて圧倒的に競合の数が多い中国。資本投下格差が非常に大きく、急成長、急変化を遂げる市場において、「ローリスク・ローリターン」という発想は適してはいないそうです。常にトップを目指し、最大利益を獲得するために努力を惜しまない！そんな貪欲さが中国経済急成長の秘密なのかもしれませんね！！
午後はエアーを使い上海に移動。
北京とは違ってかなり“蒸し暑い”地域でした。ちょっと移動しただけでこれだけ気候が違うものか・・・とやはり国土の広さを感じずにはいられません。
訪問させていただいた企業は「ＳＫＹ ＳＯＬＡＲ」というソーラーパネルでの売電事業をされている会社。なんとこちら“世界的に展開”しておられる会社でして、会長さんは41歳という若さですがすでに2兆円もの投資をされているとのこと！さすがは世界規模の企業、国家予算並みの投資の額に、驚かされます！！
そしてさらに驚かされるのはこれだけの動きがあってなお、中国のエコ事業は伸びしろが十分にある、ということです。中国のビジネス資源は本当に懐が広いです・・・！！！
3日目は上海万博に向かいました！
ＶＩＰパスポート（並ばずに入れてしまいます！）をいただき、各パビリオンを見て回ったのですが、その中で印象に残っているのが「アビリア」。こちらは上海万博におけるテーマの一つである「若者の万博」を具現化する“子ども向け職業体験”のためのブースです。銀行員、警察官、消防隊員など25の職業が選べ、制服はもちろん本格的な業務を体験できるという画期的なブースです！
若いうちからこういう体験ができるというのは、たとえ一時のものであっても大人になってからの貴重な財産となるはずですよね。働くことのの難しさや大変さ、面白さややりがい、そういったものを経験させる下地があるというのは素晴らしいことだと思いました！
人的パワーは人口の多さから言わずもがな、経営者たちの理念、ビジネスに対する姿勢、そしてなにより“ビジネス資源”の懐の広さ。その全てが中国という国土と同じ、いや、それ以上の大きさを奥深さ感じさせてくれるのです！！
短い期間での視察旅行となりましたが、得られたものは非常に大きく有意義なものでした。
「チャレンジを忘れてはいけない」「チャンスは待つのではなく掴みにいくもの」
中国経済の圧倒的パワーに当てられつつも、次のアクションを、チャレンジをしたくて仕方がない！とウズウズしてしまう、まるで遠足前の子供のような私、中村なのでした。
