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4月1日から運転前後のアルコールチェックが強化
カテゴリー: 社員日記

朝晩は肌寒い日もありながら、日中はようやく春らしい日差しも感じられるようになってきました。
4月から新生活をスタートした方も多いと思いますが、成人年齢が20歳から18歳へ引下げられるなど
新しい法令が施行されるタイミングにもなります。

そんな中、ドライバー派遣をしております弊社だけではなく、皆様がお勤めの会社においても重要な法令の改正がありました。
「道路交通法施行規則」が一部改正され、安全運転管理者による運転前後のアルコールチェックが義務化されたのです。

これまでアルコールチェックは物流や旅客業など「車を使ったサービス」を営む企業に関係する印象がありました。
しかし今回の改正は安全運転管理者の義務項目の追加です。
つまり、その選任が必要な条件(乗車定員が11人以上の車1台以上、もしくは車を5台以上保有している)を満たす
すべての会社に関わります。

仕事で使う車が5台以上と考えると影響を受ける会社は相当な数になりそうに思えます。

具体的な改正内容は以下の通りです。
【安全運転管理者の義務項目の追加】
・運転前後の運転者の状態を目視等で確認することにより、運転者の酒気帯びの有無を確認すること。
・酒気帯びの有無について記録し、記録を1年間保存すること

運転者の顔色や呼気の臭い、応答の声の調子を対面で確認することが原則ですが、直行直帰の場合は「これに準ずる適宜の方法で実施すればよい」とされており、スマホのカメラでの確認も可能です。

さらに、10月からは上記の「目視等」に加え、
・運転者の酒気帯びの有無の確認を、アルコール検知器を用いて行うこと
が追加されます。

そうなると、直行直帰に備えて、運転者がアルコール検知器を携行する必要があり、直前になると在庫不足も心配です。
10月までの実質的な移行期間にしっかりとしたフローの確立や準備を進めておかなければなりません。

余談ですが、アルコール検知器はセンサーの種類によって半導体式と燃料電池式の2タイプがあり、安価な半導体式ではパンや味噌汁、エナジードリンクをはじめ、うがい薬や入れ歯安定剤でも誤作動を起こしやすいことが報告されています。
もう一踏ん張りするためにと、エナジードリンクを飲みながら帰社した結果、意図せずアルコール検知器に引っかかってしまうなんてこともありそうです。

飲酒運転はもちろん言語道断ですが、疑われるような飲食物にも注意をしなくてはならないとは、なんとも世知辛い世の中になってきました。

眠気を誘う季節でもありますが、毎日の運転をどうかご安全に!