こんにちは内田です。
私は高校生のときから今現在も42年間ラグビーにかかわっています。
ラグビーはあらゆる球技スポーツの中で唯一、ボールを前に投げてはいけないスポーツです。自分の後ろにいる仲間にボールを投げて前に進むという理不尽な競技です。
前進してくれると信じて後ろの仲間にボールを投げる。相手とぶつかった仲間の背中を押して前に進む。自分を犠牲にして仲間を前に進める。ラグビーは信頼と自己犠牲から成り立っているスポーツだと思っています。
そんな、ラグビーとビジネスでは共通する考え方があると思いますのでここで少しお話してみたいと思います。
勝つチームを作るうえで一番大切なのが目的、目標を明確にすること。両者が曖昧になると、モチベーションのエンジンがかかりにくくなります。目的とは、それぞれが組織にいる上での存在意識、私が所属するラグビーチームの目的は「ラグビーを通じて地域に貢献し、ラグビーの普及と青少年の育成、そして世の中の人に勇気と感動を伝える」目標は、その目的達成を具体的に見える化したもの、所属チームに当てはめると「全国クラブラグビー大会日本一」「小学生にタグラグビー教室を指導、ジュニア(中学・高校)育成を通じて底辺の拡大」が目標です。
目的、目標の設定とともに「勝てる組織」を作るのに最も重要になってくるのが『リーダーシップ』です。
『リーダーシップ』とは、リーダーだけが発揮するものではありません。そもそも日本では昔から『和を以って尊しとなす』とやってきたように、誰か一人がチーム全体をグンと引っ張るのではなく、みんなで問題を共有して解決の道を探してきました。上司は部下に上意下達で命じるのではなく、「その人を理解し、敬意を払い、謙虚に寄り添っていくことが重要。
リーダーシップスキルの第一は観察スキル。リーダーになる為の最も重要なスキルは「観察すること」です。たとえば上司は人をしっかり見て、必要なことを知る、どうすれば信念を持って行動できるかを知ることです。人間は変わっていくものです。ずっと同じところに立ち止まる人間はいません。日々どのように変わっていくかを理解しなければなりません。そのために必要なのが観察スキルです。一方部下は上司の指示をただ待つのではなく「気がついた人間が組織をリードしていくのが本当のリーダーシップです」
つまり上司、部下という立場にかかわらず、全員がリーダーとしての意識を持つ、他人事を自分事として捉えることが出来る人が多く集まる組織が“勝てる組織”の秘訣です。
全員がリーダーシップを発揮する為には、日常的にコミュニケーションを活発にとり、チームワークを高めていくことが欠かせません。【コミュニケーション】つまり伝えたい人と伝えられる人の頭の中が一緒になる、お互いの頭の中にあるものを共有できて初めてコミュニケーションが成立します。
間違いを犯すことを責めてはいけません。間違いを犯さないと何が間違いだったのかがわかりません。ミスを犯すことを恐れてはいけないのです。スポーツを観戦していて確認に確認を繰り返して意思決定が遅くなってしまう光景を見たことがあると思います。ラグビーではリーダーがすばやく判断していち早く意思決定を伝えなくてはなりません。日々変化する日常の中でミスは起きるし、チャンスもたくさんあります。
そこでの瞬時の判断が出来るリーダーの育成がビジネスでもラグビーでも必要になってきます。
私たちアルバ派遣事業部は、お仕事を頂いたクライアント様に優秀な人材を提供する為に、働く皆様に快適な職場環境の整備・構築、明るい未来を提供するために、社員一人ひとりが高い意識を持って活動をしています。
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アルバ 内田 治