お疲れ様です。
派遣事業部の工藤です。
今回のテーマは「人材の定着」について考えてみたいと思います。
以下、大手リサーチ会社のアンケート調査から離職理由のトップ5を記載したものです。
1位:人間関係(25.8%)
2位:社風や風土(18.4%)
3位:仕事内容(16.3%)
4位:給与(12.3%)
5位:待遇(9.8%)
上記の内容から「コミュニケーション」という言葉が第一に浮かんできます。
私自身、日頃人材ビジネスに関わる中でコミュニケーション不足による、離職理由を実際よく耳にします。
アルバでも社員(正社員・アルバイト・派遣スタッフ)の定着率100%を目標に取り組んでおりますが、目標達成には道半ばの状況です。
今後の日本社会においても労働人口は益々減少の一途をたどるのではないでしょうか。
離職を防ぐため、社内の人間関係をよくするために、コミュニケーションの改善に取り組むことは企業の大きな課題であると私は考えております。
今、人材の定着に向けてできることは何か?
アルバと私自身が実践していることをいくつかご紹介させて頂きます。
1)社員一人ひとり、チームともにコミュニケーションを活性化させる
個人の悩みごとや相談、そして意見といったことを聞く、受け入れる場所が必要です。
1対1での面談は不満や意見をくみ上げるのにおすすめです。
また、普段はなかなか関わりのない部署や部門間を超えた社内勉強会やイベントといった企画はもちろんのこと、自由に意見を言い合える部門間交流の場も大切です。
2)社員同士がポジティブに評価できる場の設定
通常は直属の上司から評価を受けるのみ。
一番身近で共に頑張ってくれている同僚やメンバーからの評価はよりモチベーションアップにつながります。
感謝の気持ちや応援している気持ちをサンクスカードで送るといった頑張りを認めあう制度は大切です。
メンバー間でのやり取りは、信頼関係を築く土台となります。
また、受け取る側の自信へとつながります。
コミュニケーションツールを活用して、社員同士がポジティブなやり取りができる場を提供することもおすすめです。
3)現場の社員が主体となった取り組み
実際のところコミュニケーションに関して悩み、そしてどういったところを改善すべきか分かっているのは現場の社員です。
現場主導で会社における問題点や原因を見つけ出し施策を考える。
社内の部活動、娯楽イベント、ランチ会等々・・・イベントといった一時的な活動。
また専門部署を作り社内環境の改善. 社内美化への推進等々を継続的に行う。
それらを全社の取り組みとして採用することは長く働き続けられる社風の構築につながります。
柔軟な働き方を取り入れるといった視点においても、社内制度や勤務時間といったところから社員からの発信を受け入れていくことも大切だと思います。
以上が特に大切としている取り組みです。
企業にとって人材(=人財)はもっとも大切な経営資源です。
人を募集し面談するといった採用コスト、研修やOJTといった教育コスト、人を採用するコストは大きなものとなります。
また、次の人が採用できるまでの機会損失や新たな着任者が前任者と同じようなパフォーマンスを発揮するまでに時間がかかる場合もあります。
それに加え、離職者が出たことにより職場の雰囲気や活気といった面での低下、周囲のメンバーのモチベーションが下がるといったことも考えられます。
退職者が多い職場では、「この業界ではこれくらい辞めるのが当たり前」「次の人を採用すればいい」といった人が辞めることが‟当たり前”となっているところも多いかと思います。
しかし、離職者を生み出すことでコスト面での負担がかかるだけでなく、機会損失や周囲のモチベーションといった後々にも続く影響が出ることに関しても考えなくてはいけません。
人材不足が顕著となってきた昨今、今回のテーマである「人材の定着」をより真剣に考え、様々な施策を実行しながら仕事に取り組んでいきたいと思います。
アルバは「人を大切にする」企業で在り続け、仕事における感動を通じて、社員・お客様・社会より感謝の得られる企業を目指します。