こんばんは。夏目です。
今朝、介護ニュースで特別養護老人ホーム(特養)への入所申し込みをしている人(待機者)の数が、要介護3以上だけで約30万人いることが、厚生労働省の調査で分かった。
と見ましたが、地域の偏りが相当多くなっている印象でした。
名古屋市内では特養でも空きがある施設は存在します。数年前では考えられなかった状況ですが、施設数が多い名古屋市内では供給過多なエリアが多く存在し、
稼働率が50%という施設も珍しくは有りません。
ここ数年介護施設が多く増え価格競争が起こり低価格路線の運営会社は限界を迎えている施設もでてきました。
象徴的だったのは低価格路線で100施設以上運営し、有名な株式会社エヌ・ビー・ラボが今年3月に倒産しました。
人材確保難や運営スピードにも問題は合ったと思いますが、根本的な問題はモデルでもある小規模な施設(18症前後)の運営が非常に厳しい状況となっていると考えられます。
小規模な施設やローコスト路線でギリギリで運営を行なっていた施設は度重なる介護保険の改正により保険収入が減少し運営が難しくなる状況が名古屋市内でも最近多く見られます。また、介護保険が良い時代(保険点数が高い時代)に建物契約した施設では家賃設定が今の時代に合わなくなり運営コストが高くなり苦しい状況が続いています。
今後、介護保険収入は厳しい状況が続くと思われます。運営会社は5年10年先を見通し永続的に運営が行える施設モデルが造ることが求められている時代になりました。
介護施設の運営は簡単な時代ではありませんが社会に必要なのは間違えありません。サライ・サンライズでも地域の皆様、社会に求められるような施設として20年後もシッカリと存在する施設にしていきたいと思います。