グループホームサライ中村公園 管理者兼ケアマネージャー 村上久美
今回、グループホームサライ中村公園での初めての看取り介護が行われました。
職員のメンタルは大丈夫か・・・今後の看取り介護に繋げていけるか・・・不安もありました。
しかし、サライの介護職員なら大丈夫!一緒に精一杯やれる!この気持が強かったです。
連携医療の協力も大きな糧になりました。毎日の「笑顔のおうちクリニック」の先生の診察、「コンパスデンタルクリニック」の先生方、歯科助手の方々の最後の口腔ケアも時間をかけてしていただき、介護職員の負担も軽減されました。
本当にこれでいいのか・・・本人はもっと生きたいんじゃないのか・・・永遠のテーマで正解は見つかりません。
看取り介護を仕事の一環ではなく、ご本人にとって一番安心できる介護をみんなで考えました。
最後の2日間、介護職員自ら、自分の明日の出勤体制も関係なく、居室にて一緒に寄り添うケアになり片時もご本人一人にすることはなく、声掛けし、体に触れ、昼間の職員も代わる代わる声をかけ、安心して旅立たれるよう支援できたと思います。
看取りを終えた最後にご家族様から「サライで良かった。私も孫も喜んでいます。おばあちゃんもきっとそう思っています。」との言葉をいただき、介護職員から「18人全員看取りたい!最期まで関わりたい」との発言もありました。
その時「私達の看取り介護は良かったんだ!大丈夫だ!」と実感しました。